大阪府主催の「あすなろ夢建築/第17回大阪府公共建築設計コンクール」にて、指導していた修成建設専門学校の学生の高橋智也君が優秀賞に選ばれました。
ルール違反スレスレな提案であったため実現の可能性が低く、最優秀(実施)はハナから考えていなかったので最高の結果だといえます。オメデトウ!
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モノトーンの二重奏
昨日はステンドグラス作家四人衆modernの一人、末友章子さんの展示を観てきました。会期は今日までなので事前の告知にはならず。末友さん、スンマセン。今回は藤本清子さんというメゾチント作家さんとの二人展で、初めてメゾチントの原版を見ることができました。やはり細かい。
末友さんの新作は一味違っていて、文字通りちょっとひねった形です。今までの末友さんの作品は明快な形態と影のコントラストで見せるものが多かったので、かなり大胆な変化です。ただ細工の細かさは相変わらずで、敬服いたします、スゴイ。
一応データを、
場所 :ギャラリー圓津喜屋(えんづきや)
大阪市阿倍野区昭和町1−6−4
期間 :2008/2/8〜2/17(2/12,2/13はお休み)
時間 :12:00〜18:00
それにしてもmodernの面子は皆さん活発に活動されています。むむう、私も動かなきゃの感を強くしました。
アーキフォーラム/迫慶一郎の巻
久しぶりにアーキフォーラムに出向く。今回のシリーズでは初回以来の2回目。演者は迫慶一郎さん、タイトルは「チャイニーズ・ブランド・アーキテクチャー」。先週の「情熱犬陸」効果でキチキチの満杯かと思ったらそうでもなかった。それでも学生率が高い。以前に西沢立衛さんのときだったか、質問の内容があまりにも幼稚で辟易したことがあったので少し心配しましたが、今回は質問の時間自体が短かったのでそれを感じることもなく二次会へ。いやいや、講演の内容が先だ。最近のシリーズの中では最も楽しめました。建築界独特の衒いもなく、正直なプレゼンでした。異国(知らない場所)の事情に対する考えもちゃんと伝わったし、それに対する迫さんの姿勢もよくわかった。以下、個人的なノートです。
・現在の中国をして「Speed×Scale×Scope×Start」という4つのSで括る.
・圏外SOHOでは「gated community」への反立が成功する.
前置きが終わって本論へ。「空間、建築、街(だったか?)」の順にプレゼン。
・「空間」:中国で調達できる材料や技術の不利さを、マンパワーで補う.
(北京フェリシモ、北京ポプラ、杭州ロマンチシズム2など)
・「建築」:?小平の唱えた「先富論」から後の発展!発展!発展!な状況.
(金華キューブチューブ、北京モザイク、北京バンプスなど)
・「街」:一人の建築家がマスなスケールにどう対処するか.
(天津コラムナーシティ、天津シリンダーズなど)
二次会では直接お話しできました。講演中の質疑応答時に訊くつもりだった二項目について訊いてみる。
・迫建築の「4つのS」に対する姿勢.
・公演中の頻出語「空」の意味.
一つ目は啓蒙・誘導的なものか、偶発的なものを容認するのか、を尋ねたものでした。答えは前者。まだまだ理念信念が強いと感じました、悪い意味ではなく。二つ目は本人も意識していなかったそうです。「北京モザイク」なんかは桜吹雪っぽいんだけど、明らかに「散るサクラ」ではなく「風に舞うサクラ」です。「空」を念頭に置いた設計な気がする。個人的には「北京ラチス」が好きです。予め受け入れる姿勢が最も顕著だから。
さてさて、これからも迫建築の顕在化は続きそうです。これが建築にとっての大きなうねりを創るのか、それともその前哨戦に過ぎないのかは歴史が語るのでしょう。私には判断できませんでした。
※余談:「北京バンプス」の映像は必見です。楽しいったらありゃしない。
PALLALINK/響きあう森
久々のpalla展示設営のお手伝いです。
現場は「西洋人の日本人観」でお世話になった奈良県立図書情報館。
今回は和紙にインクジェットプリントとマテリアルが違います。
テーマもいつもの「都市」ではなく奈良の「森」です。
さて、日中にはどんな様子を見せるんだろうか。
設営班は想像するしかありません。
※追記(08/01/22)
と思ったら、早速上記の図書情報館のHPに動画がアップされていました。
「トップページ > イベント・企画展示 > 企画展示」
で見ることができます。
自然光が効いています。木洩れ日のようで良い。
軽鉄で組んだ2本の竿に9枚の短冊状のシート(和紙)を吊る。
ロールケーキのようで、ちょっとおいしそう。
caso展示以降、中村さん(画像右手)が設営に参加。もう混乱はありません。
タイムドメインのスピーカーに挟まれた西川さん(画像左手)。
で完成。足跡マークは「ココに立つと一枚に見えるよ」という指示。
pallaさんの現場思いつきで思わぬ器用仕事を担当させられることに。
てことで、今回の展示には私のナマ足跡が3個所ございます。
よく見れば右足の方が小さいのがわかります。
−REFLECTIONS2「奈良」/響きあう森−
PALLALINK(東陰地正喜、西川文章、PALLA)
場所 :奈良県立図書情報館 メインエントランスホール(1階のような2階)
期間 :2008/1/22〜2/3(1/28,1/31は休館)
時間 :9:00〜20:00
26日には「音と映像のライブ・イベント」があります。(17:00〜19:00)
アーキフォーラムとダブってるなあ。どうしようか。
謹賀新年/2008
「slit+pile」
誕生!
本日11日、女の子を授かりました。
木曜の深夜に嫁さんの陣痛が始まって、丸2日。
深夜の3時37分に出てこられました。
第一声は「クワッ、クワッ」でした。
夜が明けて、さっき改めてご対面。
結婚したときとはまた違う「家族」の感覚があります。
皆様、より一層気合いの入ったおと吉を今後ともよろしくお願いします。
復活!修成祭!
私が修成建設専門学校の学生だった頃は行われていた学園祭。しかし、当時はバイトやら遊びやらに明け暮れて参加せず仕舞い。まさか先生の立場で手伝うことになるとは思ってもみませんでした。
十数年のブランクを経て、一部の学生たちが復活を画策し始めた頃からいろいろと相談を受けていました。特に学内コンペに関しては、審査員の任まで受ける羽目に。運営や準備に関しては突っ込みどころが満載でしたが、何よりトラブルもなく終えたようでホントに良かった。先日、学内でつまらん騒ぎに巻き込まれて少し嫌気がさしていただけに大いに楽しみました。実行委員の皆はもちろん、演者としてステージに上がった皆にも感謝です。修成もまだまだ捨てたモンじゃない。
落合采配が示すコト
中日落合監督の采配を巡って世間が騒がしい。私もあの試合を9回までは興奮して観てましたが、交代を聞いて「ナンジャそりゃ!」と仕事を始めたクチです。いろいろ意見が出ていますが、全て的外れな気がするので、少し私見を。
あのシーン、まずは山井をマウンドに立たせるべきでした。その上で彼に一球でも投げさせて(血マメの件の真偽は別として)降板を審判に告げる。そして山井は帽子を取ってファンにご挨拶。岩瀬も当番準備の時間をもっと取れていただろうし、何より球場のあの異様な空気を感じずにすんだはず。つまり、落合の配慮の無さが招いた騒動です。普段は、野球を知りもしないのに口出しして嫌われるだけの老舗球団のフロントも、ここは一言あって然るべき。同じことを遂行するのに、コトの運び様次第では如何に称えられたことか。その経済効果の差たるや、計り知れないほどだったことでしょう。人気の無いことで有名な中日球団の悪循環を見せられて、不愉快千万でありました。ここ数年のプロアマ野球界の問題が球団経営に全く生かされていない。悲しい限りです。
100台の計算機は無事終了
相変わらずの筆不精で、何のご挨拶もないままでした。
「田中おと吉と100台の計算機」は無事に終了しました。お越しいただいた方々、ありがとうございました。中にはかなりツボに嵌った人もいて、コレクターとしてライバルにならないかと心配であります。
いろいろ説明をしているうちに、各社の特徴が改めて見えてきたりもしました。コレを機に、計算機のページを充実させなくては、、、