ホントにやってます。
感動した様子の情報処理の学生さんとか、開発の人間ドキュメントに引き込まれる人だとか、以外なウケ方に驚くばかりです。残る2日、計算機伝導師に徹する所存であります。バカバカしいことこの上なし。愉快愉快。
「General」カテゴリーアーカイブ
田中おと吉と100台の計算機
チャールズ・バベッジの考案によって計算機が劇的に進歩するはずだったイギリスの産業革命期、彼の計算機とスチーブンソンの蒸気機関、そしてフランス人ジャカードのパンチカードを組み合わせればコンピューターの製作が理論上可能でした。それは、ウィリアム・ギブスンの小説「ディファレンス・エンジン」で作品化されています。歴史を前倒しして行く蒸気駆動の歯車のオバケが自我を持ち、、、といった内容です。現実のコンピューター開発も国体に係わる重大事項であり、それはその後のコンピューター史が語っています。
その一方で電卓(電子式卓上計算機)は、第二次大戦後の日本国内において経済史(在野の技術史)の象徴として飛躍的な進歩を遂げました。価格破壊を起こし電卓を大衆化したカシオの「答え一発」カシオミニや、シャープの省電力を売りした液晶電卓「EL-805」はその代表的な例です。パソコンのCPUもビジコン社の電卓用に開発されたLSI「4004」から始まっています。
今回は、この「在野の技術史」としての計算機を、私のコレクションから100台厳選し展示します。私のプロダクトと共にお楽しみください。
場所:Diego Casanova(ディエゴ カサノバ)
大阪市中央区南船場3丁目2番6号
大阪農林会館 3階
期間:2007年8月7日〜12日(休)木曜日
時間:12:00〜19:00
※現在Diego Casanovaのホームページは行方不明だそうです。
29日は参議院選挙です
大阪は定数3。自民が落ちた場合、公明が通って残りの2議席を野党が争うことになりそう。民主の候補は若いお医者さんで頼りない。無所属には中傷ビラ撒きで知られる元自民の候補なんてのもいる。顔に馴染みがあるのは「確かな野党」の候補くらい。はてさて、候補の中に「政治家」はいるのだろうか。困った。
比例については、迷いはありません。細かな問題はあるにせよ、2大政党体制への移行を支持する私は常に野党に投票。
話し変わって、選挙権を放棄する人って、何を考えているんだろう?
こういうの(↓)もあるから、一度試してみてはどうでしょう。
捻じ曲げられた争点ではなく、総論での近い政党がわかります。
投票ぴったん2007
私もやってみましたが、結果には驚いたり納得したりでした。
さてさてどうなることやら、、、
※追記(2007/8/5)
今回は民主のトップ当選は予想できました。で、大阪は公明党の支持基盤が強いってことで残る議席は一つ。大阪の暗部を支えてきた元副知事のお年寄りでは余りに悲しいので、止むを得ず共産の候補に投票。結果、死に表になりました。民主、取り過ぎだってば。
一週間経っても、先行き不透明なことこの上なし。困った困った。
コンペ(と結果)
8年ぶりくらいでコンペに挑戦しました。
国産材使用家具デザインコンペティション大川 2007というもの。
JPEGのデータ提出ありだったので、気軽に応募。
しかし、例によって無計画のギリギリ提出でした。
「国産材使用」コンペなのに、材にはほとんど言及できず。
未だ何も連絡がないので、あえなく玉砕、のようです。
デザインはまとまってるので近々プロトを作ってみます。
※追記(2007/6/22)
と、思ってたら入選していました。
主催者から何も連絡はありませんが名前が書かれている。
発表を受け、画像を差し替えました。名前は「variant(ヴァリアント)」。意味は形容詞で「標準とは違った、いろいろに変わる」、名詞では「変形、異形(いぎょう)」です。詳細についてはまた後日にアップします。
まあ、商品化ではないものの、結果が出て良かった良かった。
※追記の2(2007/7/1)
6月27日に主催者からe-mailで連絡がありました。41点中15点という試作の選にはもれたようです。
今回はCD-ROMの郵送とはいえ、データでの入稿だし、結果はweb上で知り、連絡はe-mailで、作品の具体化はナシ。何だか実感がないなあ。パネルにして展示はされるようなので福岡まで行けば感じるのかもしれません。(行けないけどね)
モグリ オワリ
俄かに信じられないけれどオワリです。
某氏の日記によると宴は深夜2時頃まで続いたそうで。
私はJRの終電を待たずして帰宅。
その宴を路地奥の物干から望む
久世さんの挨拶の様子はまるで記者会見のようでした
実にモグリ的な面々、また何処かで
マッスン企画のカードにはこう書きました。
—————————-
私にとってモグリは〇〇でした
何だろう
私にとってモグリは発見でした
私にとってモグリは偶然でした
私にとってモグリは笑いでした
私にとってモグリは堀江でした
私にとってモグリは危険でした
私にとってモグリは自由でした
私にとってモグリは激動でした
私にとってモグリは安全でした
以上、思いついた順。
じゃ、またね。
—————————-
ホントどっかで何かしろよ、久世さん。
こんな記事もあることなんだし。
モグリがなくなる
MogurirooM最後の展示が行われています。「TACHINOKI‐ラストハンカチーフ」です。私も昨日、やっとこさ搬入しました。いかにもモグリらしい相変わらずの展示であります。
artbeatで久世さんにとっつかまったのが2001年の5月でした。雑貨屋さんと聞いて、行ってみたら画廊として成立していました。以降、いい意味で敷居の低い表現の場として独自の位置を確立。私にとっても出会いや発見がてんこ盛りの場所でした。29日は最後の大騒ぎです。皆様、奮ってご参加を!
場所 : 大阪市西区北堀江1-16-8 居酒屋きっぺいより横道入り右
会期 : 4月29日まで
時間 : 14:00〜20:00
怒りのpalla
pallaさんの映像作品に音楽付けました。で、先週の金曜日はその発表ってことで京都に出向く。ところがギャラリーのオーガナイズがアレ(時間前に始める、機器のトラブルに説明なし、プログラム配布せず、鑑賞中の客をデジカメでバシャバシャ、作家紹介なし、などなどなど)で、pallaさんは怒り心頭の人でありました。ってことなので、場所の名前は出さないでおきましょう。ハコが立派なだけに、もったいことこの上なし。でも実際に観客のいるところで自分の音が使われているのは、ちょっといい気分でありました。
偶然にもステンドグラス作家の速水瀬織さんと井上ヒデコさん(modern参照)も来ていた。いや向こうは知ってて来てくれたようです。ちゃんとpallaさんに紹介できなかった(井上さんはpallaさんのファンだそうで)、今度はちゃんとします。私が焚き付けたのも含め、pallaさん今後もいろいろと計画しているようなので、そのときにでも。
palla史上最大
設置完了。画面の大きさを、仕上がりチェック中のO氏と比較。
照明調整完了。ああ、大きい。
12日(月)は毎度恒例、pallaさん展示の設営に。
palla展示史上最大、とにかくデカい。約4m×9m!
とはいえ、我々設営隊(O氏やK氏と私)はデカさに麻痺していて、もう展示の効果が冷静に判断できません。場所は少々遠かれど、行ってみてはどうでしょう。観たヒトには感想を聞かせて欲しいところです。
「都市・大阪 ― イメージされる大阪、イメージを解放する大阪」
場所 :海岸通ギャラリーCASO
期間 :2007/3/13〜4/1
時間 :11:00〜19:00(会期中無休)入場無料
※なお、ゲリラ的に私の音源が流れるかも。現在、編集中。
「西洋人の日本人観」
前の記事の「とある理由」とはコレでした。
「西洋人の日本人観?−日本に関する本のさまざま」
場所:奈良県立図書情報館 3階 ブリッジ
期間:3月6日〜3月29日(月曜休館)
久々のマジメな仕事です。ジョサイア・コンドルによる生花の本など、貴重な資料を納める展示ケースの設計をしました。最初の発案(下の画像)に近いものを完成させることが出来、まずまず満足。飛び込みで話しを持ってきてくれたTM社のS氏、HAUZENのK氏に感謝感謝です。機会があればご覧あれ。
西洋人の日本人観
とある理由で「西洋人の日本人観」について考えています。と、いうよりも「日本人観」って言葉に引っかかっています。外国人は果たして「××人観」ってものを気にするものなのか。実際イギリスに住んでいた者としては「民族的対立」以外に感じることはありませんでした。ラテン対アングロ・サクソンのイギリス対フランスの代理戦争のように。
ただ、日本の特殊性はあります。形式的な上流階級の下にある武士の階級が本来的な支配者であり、実質的な(経済的な)支配階級である商人が制度上の最下級であったこと。西洋にはないねじれの構図がそこにはありました。
日本の開国期、海外では事情が違っていたようです。南米では宗教を絡めた「征服」の構図が進行しました。北米では「侵略」でした。被害を免れた「日本」はこれからどこに行くのか。昨今の時事ネタを見るにつけ、気になります。