今年の「modern」もカッコよかった!
GD5松本さん
井上ヒデコさん
速水瀬織さん
末友章子さん
京都は29日まで。
見逃した方は東京でどうぞ。
場所:ギャラリー同潤会
東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館 2F
期間:2006/11/09〜11/14
時間:11:00〜19:00
です。
「modern」再び!
ずっと気になってる建物
何のことはない、船場センタービルです。
大阪万博の年、問屋街のド真ん中に高速道路を通すためにできた産物です。
特にこの場所から見るこの立面が気になる。とても堅牢で実直な造りは教会建築を思わせる。
初めに思い当たったのは「サンタ・マリア・ノヴェッラ」でした。
でも、何か違う。あの「かわいらしさ」はここにはない。もっとシンプルなもの。ロマネスクか?じゃ、「サン・ミニアト・アル・モンテ」はどうだ。確かに直線と円で構成された正面はシンプルといえる。でもあんなに軽やかじゃない。
で、今度は重厚さを求めてルネサンスはマニエリスム期の「イル・ジェス」。
荘厳ではあるけれど、やはり「手業(マニエラ)」に過ぎる。
ここで気が付く。気にはなるけど、美的琴線に触れたってわけではないことに。
しかも高速道路のことを全く考えてなかった。
通常は出会わないはずの2つの構築物。「問屋街」と「高速道路」。離して考えると、ちょっとスッキリしました。ビル本体は無骨で無粋なイギリス建築で。「チズウィック・ハウス」なんかがピッタリ来る。
で、あちこちへと湾曲して伸びる高速道路はバロックの歪んだ躍動感。
つまり、亜流のイギリス新古典主義に乗っかる本格派のイタリア・バロック。
違和感ありありだわな。気になるはずだ。
復活!
コンピュータのトラブルで更新が滞ってました(某SNSではチョロチョロしてますが)。やっとこさ完全復旧が叶いました。さあさあ暴れようぞ!
祭りがはじまった
今年も「杭全神社、平野郷の夏祭り」が始まった。(7/11〜7/14)
画像は今月一日に行われただんじりの「試験曳き(ためしびき)」の様子で、ウチの2階から撮影したものです。正確な始まりは今日(11日)で、朝には神輿(みこし)がウチの前を通っていきました。夜はふとん太鼓の宮入を見に杭全神社に。当番が市町だったせいか、必要以上にゆすっていました。12日13日はだんじりが引っ切り無しにウチの前を通って行きます。2階の窓から目をやると、だんじりの上で踊る人たちが行過ぎていきます。不思議な光景です。
オススメは境内の左手「瑞鳳殿」で行われる平野地車囃子保存会による、囃子と踊りの奉仕。特にお囃子には毎年感動させられます。バリのジェゴグ(竹を使ったガムラン)などに通じるものがある。鉦(かね)と小太鼓二つずつに大太鼓が一つ。このシンプルな構成から構築される「音」がスゴイ。是非々々体験してみてください。
アーキフォーラム/新シリーズ
5月27日はアーキフォーラムでした。
今回は新シリーズの始まり。
世相を反映してか、「構造家」をゲストに据えたもの。
だったのですが場所を間違えた、、、
あらかじめメールで教えてもらってたのに、、、
ってことで新しい場所は
>TOTOテクニカルセンター大阪
>大阪市中央区久太郎町3-6-8 御堂筋ダイワビル2F
>(地下鉄本町駅9番・12番出口より徒歩4分?
だそうです。
次回のゲストは有馬裕之さんと原田順三さん。
興味のある方はコチラをドウゾ。
http://www4.osk.3web.ne.jp/~ryuryudo/archi2006.htm
2006-2007シリーズテーマ
「ヴィヴィッド・テクノロジー 行為の可能性/技術の機能」
〜構造設計への関心を軸に、建築の変容とその可能性の中心を探る〜
反則写真展
当サイトの管理人、palla氏がグループ展に参加します。反則写真展。で、恒例のお手伝いをしてきました。今回は準備もよく、すっきり終了。映像の展示もあるのでお見逃しなく!(1日6時からは本人の解説もあります)
仕上がりを確認するpalla氏(ちょっと不満気)
そのディテール
場所:BEATS GALLERY
大阪市中央区南久宝寺町1-6-9(雑居ビルの7階です)
期間:2006/3/31〜4/2
時間:13:00〜21:00(最終日は13:00〜19:00)
アーキフォーラム/中谷礼仁の巻
先週の土曜日(2/25)はアーキフォーラムでした。
ゲストは歴史工学家(!)の中谷礼仁氏。彼の大阪での成果をギュッと凝縮した内容で、期待を裏切らないエンターテイナーぶりを見せていました。てことで私見を交えたレクチャーノートをそのまま転載。より深い理解を得たい方は中谷さんのページを参照のこと。(アセテートも可)
−several-ness−(幾つか性)(←plural⇔singular)
(事物の連鎖と人間)
例えばコップの可能性・転用性(1×∞:100×∞)
−大阪での先行形態−(10+1 No.37)
都市連鎖学(古墳が「いた」という体感)
重層した都市の中で1つのポイントがどれをアプライするのか
(cf.明治21年測量図)
1.)中の島
コンテクストのゆるい土地(シーザー・ペリの手遊び)
2.)福島
地割への執着(日本人)
3.)御堂筋
1500年代後半・秀吉・20間×40間
4.)難波
屠殺場、刑場⇒権利、余白、図と地←無意識的物性←先行形態
5.)条里制
道を想定しないグリッド
6.)上野芝町
古墳跡地の占拠
−ピラネージ(を突き動かしたもの)−
B.C.3Cのローマを(希望的に)復元した(←歴史の模造記憶)
牢獄の変遷と地図の変遷
ミラノ − パサージョ
↓ ↑ ← パルミラ(ローマ遺跡)
ダマスカス−バザール
積極的孤立化の可能性(←観光の功罪、お遍路とトーマス・クック)
「クール」な命題の正当化
「several-nessの汎用性」のところで、はっぴーえんどの「さよならアメリカ、さよなら日本」を鳴らしていました。あとで、「そのあとに住所不定無職低収入で恋は桃色なんだよね」と突っ込んでみましたが、何か考えてそうなので後日により深く突っ込んでみることにします。
メールの送信について
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*修復完了しました。pallaさん、いつもありがとう。(06/03/06)
Diego Casanova
本日、1月6日から南船場の農林会館ビル内にある「Diego Casanova」での展示が始まりました。以前から北欧を中心とした家具や雑貨を扱うショップとして知られていましたが、今年からアートショップに変わり、その一人として私も参加することになりました。ここでの展示は今までと違ったアプローチで進めていきます。
一つのプロダクト(商品)が完成するまでには、幾つものプロトタイプ(試作品)を必要とします。通常、他人には見せないものなのですが、この場所ではプロトタイプを中心に展示し、デザインの流れを見せていきます。そのデザインは洗練されきったものではなく、どこかしらに「ほころび」があります。例えば、電球の取替えが簡単ではなかったり、安定供給できない部品を使っていたりと。
「Diego Casanova」の展示を媒介として、見る側からの意見をいただき、作り手である私が「プロダクト」へと収斂させていくという関係がここで構築できれば、と思っています。
ちなみに画像は昨日数人の作家が集まったときのもの。
左にいるのがオーナーの吉田さん。
Diego Casanova(ディエゴ カサノバ)
大阪市中央区南船場3丁目2番6号
大阪農林会館 3F
http://www.diegocasanova.com/
*訂正:お店のリンク先の指定に誤りがありました。失礼!(06/02/02)