正三角形とその内接する円が織り成す形
3 → 2 → 3 次元の移動
空間再構成の可能性
通常の建築図面は全て、断面図として捉えることが可能である。
その図面とは情報の移動の手段としてある。
spinous は理論的には折りたたみ可能な形であり、次元を超えた情報の伝達となる。
それは、新たな空間再構成の可能性を示す。
通常の建築図面は全て、断面図として捉えることが可能である。
その図面とは情報の移動の手段としてある。
spinous は理論的には折りたたみ可能な形であり、次元を超えた情報の伝達となる。
それは、新たな空間再構成の可能性を示す。
ヒトがモノを持ったとき、それを収める場所が作られる。その原初的な形としてまず“箱”を想起する。モノがあることによってヒトには所有欲やモノへの執着etc.を持つ。その二つ(ヒトとモノ)の関係を表す“収納”の形の可能性を探ったのがこのテーブルである。
そして私にとって何か大事なモノが入っている身近な箱とはタバコのパッケージだった。
1st stage :
実際に手に取る。具体的な所有
2nd stage :
自分の証しを登録する。→箱の上に手形をプリントする。(誰かに合鍵を渡すのと同じような行為)
3rd stage :
箱の中のモノを渇望するとき、箱(収納)はモノと自分を繋ぐ感情の形に変化する。
あなたの手はその手を使う場所としてのテーブルにいつも在る、空虚という痕跡として。そして空間という装置はあなたを痕跡として照射する。あなたがその場にいないとき、その痕跡はvoid(空虚)として残る。
シナベニア オイルステイン仕上げ
天板:網入りガラス
高さ:450mm
幅 :520mm
奥行:910mm
野球のボールはひょうたんの形をした2枚の皮で包まれている。「いかに球体を効率の良く包むか」という命題を人の思考で解決した一例である。ここに至る過程(プロセス)とは?
自然が行う効率的な形・空間の作り方がある。例えば球体。体積が一定の、ある立体が最少の表面積を持つとき、それは球体となる。(滴:しずく、風船)
また自然に行う効率的な形・空間の作り方。例えば両手で何かを捕らえるとき、何かを包むときその形が正四面体をつくることがある。それは最少数の正多面体であり、最少の辺の数で作り得る立体でもある。
空間において、互いに直交するX、Y、Z軸を想定する。
それぞれの軸を中心軸に持つ半径が同じ3つの円柱が交差する領域。
あなたにはこの文章が意味する形を瞬時に思い浮かべることができるだろうか?そして、できないとすればどのような方法で理解しようとするだろうか。
1) ブーリアンを使いコンピュータ・グラフィックで描く。
2) 立方体を旋盤で3方向から削って作る。
3) 4) 5)....
等々、方法は他にもあろうけれども、これら各々の違った物理的・視覚的アプローチの方法は全く違った情報の獲得を意味する。そしてその獲得されなかった部分は永遠に失われる。それは“形”の認識とその“認識”の伝達である。自分自身の何処を使って、あるいはどんな道具を使って形を認識したかによって、何を獲得したかがわかる。逆に、何を獲得したいかが明らかなとき、どんな手段を使えばよいかは演繹的に与えられる。最初に、実に簡潔に表された文章(:形)はSECTIONの源であり、その創作のアプローチでもある。形や空間は言葉・ドローイング・模型など様々なコンセプト(概念)で伝えられる。
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上の画像は北堀江のカフェの設計者の依頼で作ったもの。基となる形はSECTIONです。ここでは、使用した電球の形状(2.5×10.0cmの円柱)からその大きさを導き出し、結果としてSECTIONの約8.8倍となりました。
アルミ平板 厚み=1mm(芯材:シナベニア 厚み=4mm)
アルミパイプφ25、白熱電球40W(2.5×10.0cm)×4
cafe : beans dining soya
大阪府大阪市西区北堀江1丁目−9−3
いろいろと仕事があるのも放っぽって、少しの夏休みを。
滋賀は大津を拠点に、長浜、比叡山、草津と散歩三昧。
長浜ではsugaharaのガラスを買う。ココでなくても買えるんだけれど、気に入ったんだからしょうがない。タンタンのフィギュアを入れて見ました。
テポストランの教会には、アコールマンと同様に原住民の手による装飾があります.その撮影に.行き帰りに寄り道をする.
途中にメキシコ自治大学(UNAM)があったので、有名な中央図書館のモザイク壁画を鑑賞、撮影.
テポストランの教会、ファサード装飾の詳細.舌を伸ばす獣がイイ.
テポストランの教会の回廊.写真ではキレイなんだけれど実物は結構いい加減で、やる気が少し失せる.
帰りはHPシェルで有名なフェリックス・キャンデラ設計の教会(教会ばっかり見てるなあ)を見学.まずはサンタ・モニカ教会へ.残念ながら内部は観れず.
続いてイグレシア・デ・ラ・ヴィルヘン・ミラグローサ教会へ.内部も見学.そのアップはまたの機会に.
最後の夜が更けてゆく.day7は夜も開けきらぬうちに空港へ.以上がメキシコ顛末記でした.
ではここまでをまとめておきます.
・Mexicoに
・Mexicoから
・Mexico-Day1
・Mexico-Day2 その1
・Mexico-Day2 その2
・Mexico-Day3
・Mexico-Day4その1
・Mexico-Day4その2
・Mexico-Day5
早朝よりメキシコ・シティーから車で2時間ほどのパチューカへ遠征.メキシコ・シティーの「phototeka」(INAHの画像管理部門)には、(一部を除いて)テキスト・データしかなく、画像のアーカイブ(ナマ写真)を求めて「phototeka」本部のあるパチューカにまで赴いたわけです.
そして、帰りは少し迂回路をとってバラガン設計のサテライト・タワーを観察.
みんな大好き、INAHロゴ.
「phototeka」本部は元々修道院だったそうです.で、この画像は隣接している教会堂.
何とか日没前にサテライト・タワーへ到着.陸橋を渡って近くまで移動.
それぞれの塔には扉が付いています。保守点検用で上まで登れるんだろうか?
抜いてたら、logが放ったらかしになってました.またドンドンあげていきます.
アコールマンの教会堂をじっくり見ても、まだ午前中.そこで、ここから車で30分ほどのところに位置するティオティワカン遺跡に移動.テレビのコマーシャルなどでも有名な場所です.
ティオティワカン「月のピラミッド」.いいアングルで撮れたと思ったら、手前のゴミ箱が一番よく撮れてました.
「月のピラミッド」頂上からの眺望.左上が「月のピラミッド」の1.5倍ある「太陽のピラミッド」.
中谷さんと笛吹きオヤジの値段交渉が決裂した瞬間.
「太陽のピラミッド」.時間なく、登頂は断念.
エジプトのピラミッドを見たときにも感じたのですが、同じものの積み重ねが常軌を逸脱した規模に達すると、人の感覚を超えてしまうのかもしれません.「よー作りよったなぁ」とは思えても、感動はなかった.私の仕事が「身の丈スケールのモノづくり」である、というのも理由の一つなのかもしれません.