スーパーアグリF1チーム(通称SAF1)は初めて誕生した純日本産のプライベーターです。チーム名が示すように元F-1ドライバーの鈴木亜久里氏の手により発足しました。2006年の参戦以来、潤沢とは言えない資金で親チームとも言えるHONDAを食うほどの活躍を見せ続けています。昨日のスペインGPでも、レース終盤に佐藤琢磨の活躍が国際映像で大映しになっていました。
そのSAF1が窮地に立たされています。今月の30日までに何がしかの資金調達のメドが立たないとチームは消滅してしまいます。この切羽詰まった状況で単なる一ファンの訴えが助けになるとは思えません。ただ、これが多くのWEBサイトに波及していけば危機の回避につながるかもしれない。そう思っての書き込みです。
プライベーターのF-1チームを自分色に染める(スポンサードする)のに掛かる費用は年間で100億円を超える程度です。先に書いたようにSAF1の活躍は費用対効果で考えると抜群の高さを示しています。何故にその効果が認められないのか、不思議でなりません。私が、日本では馴染みの無いデロンギやキャンディーやブラウンといった家電メーカーに親しみを感じるのもF-1へのスポンサードがあってこそです。しかもそれは一過性のものではなく、何十年たってもファンの記憶から消えることはありません。もちろん、それが理由で私が製品を購入したことも多々あります。全世界に対する宣伝を考えれば間違いなく有効な投資だと思います。どこかスポンサーに名乗りを上げて欲しい。
このままSAF1が消えるのは、あまりにも惜しい。