アーキフォーラム/藤森照信の巻

半年ぶりのアーキフォーラムは藤森照信さんでした。藤森さんの話を聴くのは数年前の大阪ガスの講演会以来。今回もやはりエンターティナーでありました。雨のせいか、満杯にはなっていませんでしたが、当然立ち見が出ていました。
以下、私のノートより。
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自然の素材(特に植物)
1.丘の上の石の家(ポルトガル、絵描き)
2.ジェンネの大モスク(建築が地面から「目地なく」つづく)
3.投入堂(額縁を通して押し寄せる霊気)
自然の造形と建築 ⇒「神と人の差」
ハイデガー
「ギリシャ神殿あるからあの地の自然」
「橋がなければ両岸はない」
建築 − 人と自然をつなぐ補助的要素
神長官守矢史料館
民家風モダニズム⇒バイパス沿いのそば屋!
重村力→吉阪隆正
「ミスボラシイ」トタン屋根に置き換えれば?
割板 1本の木から2本
役人に「土足で日本画を観るのか?!」
焼杉ハウス
岐阜から東に「焼杉」はない
「床・壁・天井を同一材で」
銅板
手に応答してくれる素材
風化の課程
屋上庭園
サヴォワの言い訳、ユニテにも
ノルマンディにも「芝畝」
「植物を取り込んだとたんに妙な感じになる」
茶室
三間四方 ココノマ
比率のデタラメ
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茶室のところでは↓のようなイラストがありました。
待庵のウィトルウィウス的人体
ダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」のイラストとともに。
横に座ってた元教え子の今やってる課題が偶然にも「茶室」だったので、あとで飲みに行って茶器バブルやら売茶翁やらレクチャーしました。も一つついでながら、この日は早く着きすぎたので船場センタービルの天牛堺書店に行ってしまい、ゴンブリッチの原書とThe Human Figure in Motionを買いました。帰り重かった。