SECTION

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思考の限界はどこにあるのか
searching the limit of thinking
情報の獲得と伝達の方法
method of aquiring and transforming information
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空間において、互いに直交するX、Y、Z軸を想定する。
それぞれの軸を中心軸に持つ半径が同じ3つの円柱が交差する領域。
あなたにはこの文章が意味する形を瞬時に思い浮かべることができるだろうか?そして、できないとすればどのような方法で理解しようとするだろうか。
1) ブーリアンを使いコンピュータ・グラフィックで描く。
2) 立方体を旋盤で3方向から削って作る。
3) 4) 5)....
等々、方法は他にもあろうけれども、これら各々の違った物理的・視覚的アプローチの方法は全く違った情報の獲得を意味する。そしてその獲得されなかった部分は永遠に失われる。それは“形”の認識とその“認識”の伝達である。自分自身の何処を使って、あるいはどんな道具を使って形を認識したかによって、何を獲得したかがわかる。逆に、何を獲得したいかが明らかなとき、どんな手段を使えばよいかは演繹的に与えられる。最初に、実に簡潔に表された文章(:形)はSECTIONの源であり、その創作のアプローチでもある。形や空間は言葉・ドローイング・模型など様々なコンセプト(概念)で伝えられる。
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上の画像は北堀江のカフェの設計者の依頼で作ったもの。基となる形はSECTIONです。ここでは、使用した電球の形状(2.5×10.0cmの円柱)からその大きさを導き出し、結果としてSECTIONの約8.8倍となりました。
アルミ平板 厚み=1mm(芯材:シナベニア 厚み=4mm)
アルミパイプφ25、白熱電球40W(2.5×10.0cm)×4
cafe : beans dining soya
大阪府大阪市西区北堀江1丁目−9−3